イラストの塗りの情報量を乗算で増やす
基本的に、イラストでデジタルで色を塗る場合には、 乗算を使って塗り重ねていくのであるが、それが最も生産性が良くで、 なおかつクオリティの高いイラストが簡単にできる。昔のパソコンだと、 イラストの乗算レイヤーが多くなると重くなり、大変なので統合してしまったのだが、 今のパソコンはメモリの量も増えているためそこまで気にしなくていい。
そのため手っ取り早く質の高いイラストを、 ある程度大量に量産するには、筆を細かく動かすよりも、 どんどん乗算を重ねて行って、深みのあるような表現を短時間でやって言った方が仕事が多くこなせる。
イラストの塗りは敢えてシンプルにする
イラストを塗る際には、塗りの情報量に気を付けている。
例えば、デザイン済みの線画に、シンプルに単色でべた塗りをしたとする。
しかし、もしそのイラストに込められた意図やデザインの情報量が少ない場合、ひどく物足りない印象になってしまう。
同じイラストであっても、テクスチャやグラデーションを使用したり、塗り方を厚塗りや水彩のようにしてみると、情報量は増加する。
単調さは低減され、複雑性が上がる。
最近のオンラインのイラストは、作業のデジタル化の恩恵を受け、このように簡便に情報量を増加させる手法が多用されている。
無論、この手法が万能というわけではない。
これらの手法はあまりに広く使用されているため、ただそれに頼ったイラストを描いていては「よくある凡庸なweb上のイラスト」という評価が下されてしまう。
情報量も多ければ多い程良いという訳ではなく、あまりごちゃごちゃすると何処を見て良いか分からなくなり、誘視性が却って低下してしまうこともある。
イラストに強い意図を込めている場合やデザインの情報量が多い場合は、逆にシンプルな塗りの方が際立って良いこともある。
結局のところ、「この塗り方が万能である」と言える手法はない。
イラストに込める意図やデザイン自体がもつ情報量を勘案しながら、適度な情報量を見極め、バランスの良い塗り方を決定することが何よりも重要だと言える。
